トリプル偏心バタフライバルブは誕生から50年以上が経過し、50年以上にわたり開発を続けてきました。バタフライ バルブの用途は複数の業界に及びます。オリジナルのバタフライバルブは水媒体の遮断と接続のみに使用されます。トリプル偏心設計によりバタフライバルブの機能が向上します。産業用パイプライン設備における重要なプロセス環境における最も過酷な条件下でも優れた性能を発揮するバルブのひとつとなっています。

名前が示すように、3 つの独立したオフセットがバルブとして設計されています。三重偏心とは次のことを意味します。

• オフセット 1

シャフトはシール面の裏側に配置され、連続したシート経路を提供します。

• オフセット 2

シャフトはパイプ/バルブの中心線の片側に配置され、シールとシートの間の摩擦を排除します。

• オフセット 3

シートとシールコーンの中心線は、パイプ/バルブの中心線に対して傾斜しています。この 3 番目のオフセットにより、擦れが完全に排除されます。この円錐角と 2 つの偏心シャフト オフセットにより、摩擦なしでディスクがシートに対してシールされることが可能になります。

このシート設計により、均一なシールが可能になり、金属製シート設計での確実な遮断が可能になります。この設計は、代替スタイルの金属シート バルブよりも低コスト、低トルクのオプション (自動化が容易) です。

トリプルオフセットは通常、高圧蒸気 (150 PSI 以上)、過熱蒸気、高温ガスやオイルなどの用途に使用されます。柔らかいシートの上に金属シートが必要なため、高温用途はこのタイプのバルブに適しています。